今回はマーベルの映画
「Avengers: Age of Ultron (アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン)」
のセリフの和訳、解説をしていきます。
解説する映画のシーン
今回取り上げる会話は、ウルトロンの計画を阻止すべく行き着いたソコヴィアで、アベンジャーズとウルトロンの戦いの中で描かれるシーンです。
複数のウルトロン・セントリーからの攻撃をギリギリのところでかわし、建物に逃げ込んだバートン(ホーク・アイ)とワンダ(スカーレット・ウィッチ)の会話です。
この事態を招いてしまったことに対する負い目から自分を責め続け、自身のみならず周りも危険にさらしてしまっていたワンダですが、この会話によって彼女の意識に変化が生じ、仲間やソコヴィアの市民を守るために戦いに身を投じていく決意をする重要なシーンです。
映画のセリフ
How could I let this happen?
ワンダ(スカーレット・ウィッチ):なんてことを私はしてしまったの
Hey, hey, you okay?
バートン(ホーク・アイ):大丈夫か?
This is all our fault.
ワンダ:すべて私たちのせい
Hey, look at me.
バートン:俺を見ろ
It’s your fault, it’s everyone’s fault. Who cares?
バートン:これが君たちのせいでも、他の誰かのせいだとしても、誰も気にしない。(= 今さらどうでもいい)
・Who cares? : 誰も気にしないよ
Are you up for this?
バートン:戦えるか?
Are you?
バートン:どうだ?
Look, I just need know. Because the city is flying.
バートン:いいか。街が宙に浮いてるんだ。
Okay. Look, the city is flying, we’re fighting an army of robots,
バートン:街は宙に浮いて、俺たちはロボットの敵と戦ってる。
and I have a bow and arrow. None of this makes sense.
バートン:そして、俺の武器は弓だけ。 どれも意味がわからない。(= 笑えるだろ)
・none of… : (…の)いずれも…ではない
・make sense : 意味をなす、筋が通っている
But I’m going back out there because It’s my job.
バートン:でも、俺はあそこに戻る。俺の仕事だからだ。(= でも戦うのが仕事だ)
Okay? And I can’t do my job and babysit.
バートン:子守をしながらは戦えない。(= 子守している暇はない)
It doesn’t matter what you did or what you were.
バートン:君たちが今までに何をしてきて、何者でも関係ない。
・It doesn’t matter what~ : ~は重要ではない、~はどうでもいい
If you go out there, you fight, and you fight to kill.
バートン:でも外へ出たら戦え。戦って倒すんだ。
Stay in here, you’re good. I’ll send your brother to come find you.
バートン:もちろんここに残るのもいい。君の弟に迎えに来るよう伝える。
But if you step out that door, you are an Avenger.
バートン:でも1歩外へ出たら。君はアベンジャーズだ。(= 俺たちの仲間だ)
All right, Good chat.
バートン:話せてよかった
Yeah, the city is flying.
バートン:街が浮いてるって
さいごに
いかがでしたでしょうか。
バートン(ホーク・アイ)は、能力やキャラクターの華やかさという意味では他のヒーローたちと比べると見劣りしますが、表に出ないところでチームや他のメンバーを支えて繋げる能力を持っているところが、彼がアベンジャーズに必要とされている理由ではないでしょうか。
個人的にもこの映画で好きなシーンの一つです。
では、今回はこのあたりで。