皆さんは英語をどうやって勉強していますか?
参考書を使って英文法を勉強しているのでしょうか。
それとも英単語を書き取って語彙力を増やしているのでしょうか。
はたまた、オンライン英会話でスピーキング・リスニング力を鍛えていらっしゃるのでしょうか。
皆さんそれぞれの勉強方法がおありだと思いますが、どんな勉強方法にしても、
繰り返し練習することで、知識やスキル、語彙力は定着しいくもの
だと思います。
ただ時々、
「繰り返し行う勉強をこのまま続けていても本当に上達するのか」
「繰り返しやることに意味はあるのか」
と不安に思うことってありませんか?
「もっと簡単に覚える方法があるのではないか」
と近道を探してしまうことはありませんか?
そんな不安にかられたときに、役に立つ映画のセリフを今回はみなさんにお伝えしようと思います。
今回のコトバ
反復練習さ。
同じ事を何度も繰り返す。
自分が”いいな”って感じられるまでね。
それしかない。
渚カヲル 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(2012)
エヴァに学ぶ上達の心得
皆さんは「エヴァンゲリオン」というアニメをご存知でしょうか。
1995年に公開され、「エヴァンゲリオン」と呼ばれる巨大なロボットのようなものと、「使徒」と呼ばれる謎の敵との戦い、そしてその戦いに巻き込まれていく少年、少女の物語を描くSFアニメです。
当時は社会現象にもなり、ガンダムと並んで非常に有名なアニメのため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
このエヴァンゲリオンシリーズの一つに
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(2012)
(EVANGELION:3.0 YOU CAN (NOT) REDO.)
というタイトルの映画があります。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版と呼ばれる映画シリーズの3部作目のものです。
映画自体は、非常に難解であり、アニメシリーズファンからも賛否両論の評価がされています。
私も公開当時、映画館に足を運びましたが、想像していた面白さではなかったことから(勝手ですが)、がっかりした気持ちで帰宅したことを覚えています。
物語は少々残念なものでしたが、この映画のあるシーンは、自身の生き方、といっては大げさかもですが、私の考え方に大きな影響を与えてくれました。
今でも常に私の頭の片隅にあり続ける大切なシーンです。
今回のコトバのシーン
そのシーンは、主人公の碇シンジが、謎の少年、渚カヲルに出会い、カヲルにピアノを教えてもらうところです。
シンジがカヲルに対して、もっとピアノをうまく弾く方法を教えてほしいと、アドバイスを得ようとする際のやりとりです。
今回のコトバ
シンジ:どうしたらもっとうまく弾けるのかな?
カヲル:うまく弾く必要はないよ。ただ気持ちのいい音を出せばいい。
シンジ:じゃあ、もっといい音を出したいんだけど、どうすればいい?
カヲル:反復練習さ。同じ事を何度も繰り返す。自分が”いいな”って感じられるまでね。それしかない。
何度繰り返してもいい
このシーンを観た時に、今まで漠然と悩んでいたものがスッと消えてなくなったような気がしました。
私は、英語の勉強を、
- ひたすら英単語を書き続け、覚えては忘れ、覚えては忘れを繰り返す
- 気になる英単語や英文をひたすら繰り返し聞き、おぼつかない発音で文読んでみる
という方法で行っていました。
しかし、
「こんな繰り返すことに意味があるのか」
「そもそも繰り返しても覚えられないし、ましてや上達しているように感じない」
「自分にはこの分野での才能がないのではないのか」
と、常に漠然とした不安があったのです。
ひたすら繰り返すことや継続することで上達することも、それらが大切なことであることも、頭では理解していたのです。
ただ、どれくらいやったらいいのか、という答えのないものに対して不安を感じていました。
そんな時に、映画のこのシーンを観て、
- やっぱり繰り返し練習することは正しいんだ
- 自分が納得するまで、何百回だろうが、何か月かかろうが、繰り返しやっていいんだ
と、思えることが出来たのです。
勉強にしても、趣味にしても、繰り返し練習することの意味や重要性を時々見失ってしまうことがあります。
そんな時、私はこの映画のシーンを思い出し、英語の勉強のみならず、仕事や趣味に対しても同様の考えを持つことで、継続させることが出来ています。
最後に
皆さんが全員同じような不安を抱えているとは思いませんし、私とまったく同じようにこの映画のシーンでモヤモヤが払拭されるとも思っていません。
ただもし、私と同じような不安を持っている方がいて、その人にとってのモチベーションの上げ方や、継続するためのきっかけが見つかればいいな、と思ってこの記事を書きました。
同じような不安を抱えている方の少しでも力になれればうれしいです。